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ドメーヌ ジャン・コレから15年振りの新商品、キンメリジャン土壌が育む「シャブリ ヴァレ・デュ・ヴァルヴァン」

ドメーヌ ジャン・コレから15年振りの新商品、キンメリジャン土壌が育む「シャブリ ヴァレ・デュ・ヴァルヴァン」

木下インターナショナル株式会社が、シャブリの生産者ドメーヌ ジャン・コレによる15年振りの新商品「シャブリ ヴァレ・デュ・ヴァルヴァン」を案内しています。格付けはスタンダードなシャブリですが、ブドウが育つのは上級シャブリを生み出すキンメリジャン土壌の畑です。

写真:左がキンメリジャンで右側がポートランディアン。キンメリジャンは小さな貝の化石が固まっている。
写真:左がキンメリジャンで右側がポートランディアン。キンメリジャンは小さな貝の化石が固まっている。

シャブリの味わいの特徴を生む重要なポイント、土壌

シャブリの味わいとその特徴を生み出す重要なポイントは、ブドウ畑の土壌です。シャブリには性質の異なる2つの土壌があり、どちらで育ったブドウかによってワインの味わいも変わります。

  • キンメリジャン土壌:1億5千万年前のジュラ紀に浅い海だった場所が隆起した土壌です。古代の牡蛎の化石が泥灰土とともに化石化し、石灰岩層をつくっています。シャブリのトップレンジであるグラン・クリュやプルミエ・クリュの畑は、この土壌がベースです。
  • ポートランディアン土壌:キンメリジャン土壌の上部にある石灰質土壌です。ジュラ紀の後半、シャブリ地区は一度海底深くに沈み、魚類・貝類・甲殻類などの骨が降り積もって石灰質の地層ができました。スタンダードなシャブリは、この土壌から造られます。

「シャブリ ヴァレ・デュ・ヴァルヴァン」は、スタンダードな格付けでありながら、キンメリジャン土壌の畑から生まれるワインです。

シャブリの町に近い北東向きの畑。黄色く塗った場所がヴァレ・デュ・ヴァルヴァン。
シャブリの町に近い北東向きの畑。黄色く塗った場所がヴァレ・デュ・ヴァルヴァン。

朝日が差し込む北東向き斜面の畑

プルミエ・クリュに挟まれた立地

畑があるのは、プルミエ・クリュのヴァイヨンとモンマンの間の鞍部です。寒冷地のシャブリでは、土壌とあわせて日照条件によって格付けが厳密に定められています。最良の条件を備えた畑がグラン・クリュ(全体の2%)、次に良い条件の畑がプルミエ・クリュ(全体の15%)で、残りは通常のシャブリと、その下のプティ・シャブリの畑(合わせて全体の83%)です。

温暖化で花開いた冷涼な区画

ヴァレ・デュ・ヴァルヴァンの畑は、シャブリにとって最良とされるキンメリジャン土壌にありながら、北東向きの斜面であるためプルミエ・クリュには認められませんでした。2つの丘の間から朝日が差し込む一方、冷涼な微気候がこれまでブドウの完熟を妨げてきたのです。しかし昨今の温暖化により、この土地はシャブリとして理想的な気候となり、豊かな酸味とミネラル感を備えたシャブリが生まれました。これまで通常のシャブリにブレンドされていたこの畑のワインが、単独でリリースされました。生産者は、シャブリにとって最も重要な切れ味の良い酸味とミネラル感に満ちた、本来のシャブリが持つ味わいが、ヴァレ・デュ・ヴァルヴァンによって見事に表現されたとしています。

殺虫剤を使用しない畑は生命感に満ちている。
殺虫剤を使用しない畑は生命感に満ちている。

オーガニック栽培と天然酵母、ステンレスタンクで醸す

寒冷で湿度も高いシャブリ地区では、有機栽培の認定を取得するハードルがかなり高いとされます。認定を受けずに有機栽培を行っているという生産者は多いものの、実際に認定を受けている畑は全体の7%にとどまります。ジャン・コレの現当主ロマン・コレは、持続可能なブドウづくりと土地の味わいの表現にはオーガニック栽培が欠かせないと考え、農薬を使わずに育てたブドウと、ブドウに自生する天然酵母でワインを醸造しています。ヴァレ・デュ・ヴァルヴァンの畑も、すべてオーガニック栽培で育てたブドウを自生酵母で醸造しています。

ワインメーカーでもあるロマン・コレは、全仏ワイン生産者試飲コンテストでの優勝経験を持ちます。ワイン造りでは、味わいの変化やボトリングのタイミングなどをテイスティングで的確に見極める必要があり、その感性が重要な役割を担っています。ジャン・コレでは畑の特性に応じて木樽とステンレスタンクを使い分けており、このワインはブドウの味わいをそのまま表現するためにステンレスタンクで醸造されています。

ロマン・コレ
ロマン・コレ

1792年創業、シャブリの苦難の時代を越えた造り手

1792年創業のドメーヌ ジャン・コレは、シャブリの地で234年間ブドウとワインを造り続けてきました。その歩みは平坦ではなく、この地は2つの世界大戦で戦場となり、多くの命が失われました。大戦後10年の1955年には、シャブリの畑の総面積は550haとなり、生産者も10数社にまで減少しました。その後、アメリカを中心に辛口白ワインの代表として世界的に需要が拡大し、現在の畑面積は5800haと当時の10倍を超えています。

ジャン・コレは、産地が危機に瀕していた1955年の時点でもワインを造り続けていた生産者の一つです。わずかに残された畑は最高の区画のみで、グラン・クリュやプルミエ・クリュといった上級の畑が多く残されました。そのため、ジャン・コレはシャブリ全体と比べてプルミエ・クリュ以上の畑の所有率が圧倒的に高くなっています。オーガニック栽培についても、ロマンの父ジル・コレが27年前から所有する畑の一区画で実践しており、その経験がロマンへと受け継がれています。

出典:木下インターナショナル株式会社

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