150年以上の海洋の歴史から着想 ホーランド アメリカ ラインの新空間「Bar 1873」、オーステルダムに初登場


同社の150年以上の歴史を、デザイン・カクテル・ライブミュージックで体感する「Bar 1873」
ホーランド アメリカ ラインは、新しいシグネチャースペース「Bar 1873(バー1873)」を発表しました。150年以上にわたる同社の歴史を、現代的なデザインやカクテル、ライブミュージックを通じて体感できる空間です。最初の導入先は、「Holland America Evolution」で大規模な刷新が行われるオーステルダムです。
2層吹き抜けのアトリウムでは、光を放つ大きなチューリップの彫刻が中心に据えられます。その周りには、ホーランド アメリカ ラインの歴史を伝える展示や、カクテルや会話、親密な雰囲気のエンターテインメントを楽しめるラウンジスペースが設けられます。「Bar 1873」は、同社の歴史を現代の感覚で表現する場として、「Holland America Evolution」を象徴する施設のひとつに位置づけられています。
今後導入される各船では、それぞれ異なる歴史や伝統、同社の歩みを象徴する出来事から着想を得た、独自の「Bar 1873」が展開される予定です。オーステルダムのテーマは「May She Be Blessed(この船に祝福を)」。船の命名式という海洋の伝統と、歴代の船の門出を見守ってきた「ゴッドマザー」への敬意が込められています。
同社社長のベス・ボーデンスタイナー氏は、受け継いできた伝統を称えながら現代のお客様に新しい体験を届けることがEvolutionの目標のひとつであり、Bar 1873はそのビジョンを最もよく表す例のひとつだとコメント。今後ほかの船へコンセプトが広がる中で、それぞれのBar 1873が異なる歴史からインスピレーションを得て、Evolution対象船ごとに個性ある体験を生み出していくと述べています。

オランダ王室とのつながりと、光のチューリップ
オーステルダムの「Bar 1873」がモチーフとしているのは、1958年にオランダのユリアナ女王によって行われたロッテルダムVの命名式です。ホーランド アメリカ ラインとオランダ王室との長年にわたるつながりを、アートや海洋モチーフの装飾、さまざまなデザインディテールで現代的に表現し、同社を形づくってきた人々や伝統を感じられる空間に仕上げています。
設計はロンドンを拠点とするデザイン会社SMCとのパートナーシップによるもので、デッキ2の中央アトリウムを中心に構成されています。象徴となるのは、高さ約3メートルの光を放つチューリップの彫刻。オランダを象徴する花であり、ホーランド アメリカ ラインを象徴するオレンジ色のチューリップから着想を得たもので、アトリウムのさまざまな場所から眺められます。空間には、ほかにも歴史へのオマージュがちりばめられています。
- 200点を超える歴史的アイテムや再利用されたオブジェ、特別に制作されたアート作品、会社の歴史をたどるビジュアルタイムライン
- オランダ文化、海洋探検、そして150年以上にわたって同社を特徴づけてきた「旅」の精神を表現したヴィンテージ調の地図やオリジナルアート
- 海面を移ろう光から着想を得たカーペットと、SS Rotterdamのメインダイニングルームにあった時計の意匠を取り入れた中央のラグ
- 現在はロッテルダムのHotel New Yorkとなっている旧本社から着想を得た、ラウンジの壮麗な暖炉

シグネチャーカクテル「May She Be Blessed」とピアノの生演奏
ホーランド アメリカ ラインはこれまでも、寄港地の文化や歴史に着想を得たカクテルでさまざまな物語を表現してきました。「Bar 1873」ではその考え方をさらに進め、メニューだけでなく空間そのものを通して物語を体験できるようになります。オーステルダムを象徴する一杯が、船の就航前に航海の安全を祈り祝福を与える海洋の伝統にちなんで名づけられた「May She Be Blessed」です。ゲストは好みのエッセンスを選び、自分好みにアレンジできます。メニューにはこのほか、クラシックカクテルを現代的にアレンジしたものや、それぞれの「Bar 1873」の物語から着想を得たオリジナルカクテルも並びます。
夕食前のカクテルタイムから夜にかけては、ピアノの生演奏が空間を彩ります。さらに、ボーカリストや同社の「Vivace」のミュージシャンも登場する予定です。

クローズ・ネストも刷新、同社史上最大規模の船隊刷新へ
今回のオーステルダムの「Evolution」では、パノラマのような海の眺望で長年親しまれてきたクローズ・ネスト(Crow’s Nest)も生まれ変わります。リラックスした雰囲気はそのままに、日中はアクティビティや船内プログラム、夜はライブミュージックやエンターテインメントの場へと、昼夜を通じて柔軟に使える空間に進化。夜には1970年代から現代までの人気曲を楽しめるパフォーマンスも予定されています。
「Holland America Evolution」は、153年にわたる同社の歴史の中で最大規模となる船隊刷新プロジェクトです。対象はビスタクラスおよびシグネチャークラスの全6隻で、オーステルダムとザイデルダムからスタートし、新たに船隊に加わるビスタクラスのアルカディアにも拡大されます。新しい施設や体験の導入に加え、ピナクルクラスの特色の一部も取り入れながら、同社ならではのサービスや寄港地を深く楽しむ旅、「ちょうどよいサイズ」の船の魅力を大切にしていくとしています。Evolution後のオーステルダムおよびザイデルダムのクルーズは、すでに予約受付が始まっています。
ホーランド アメリカ ラインについて
1873年にオランダで創業した、150年以上の歴史を持つプレミアムクルーズラインです。大型すぎない居心地のよい中型船を中心にゆったりとした船旅を提供し、フレンドリーな多国籍スタッフによるサービスや、生花が彩る落ち着いた船内空間も特徴としています。特にアラスカクルーズを得意とし、長年にわたりアラスカ観光に深く関わってきました。






